2009年5月28日[木] − 6月2日[火]
12:00−19:00
紙と音を使ったインスタレーション
毎日元気に呼吸し空中に何かを吐き出して暮らしています。
それ<何か>は意味のある言葉や何もない空っぽのため息、音も匂いもないただの存在だったりします。
それらのかたちのないものは空気の中に霞んで消えていくのでしょうか?
霞の中に漂う<何か>を捕まえた“かたちのないかたち”=“こくうのmorph”を展示します。
こくうのmorphとは空気から生まれるかたち(原動力)のもと。
くうきの速記とは吐き出された空気が初めてかたちになる瞬間をとどめること。
空気が初めて形になる瞬間は息がのどを震わせ音になったとき。それは振動となり形のイメージや、何らかの存在として自分と周囲を繋ぐ架け橋になる。
秋山はるか | |
1986年 | 高知に生まれる。 |
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2004年 | 京都に移住。 |
2008年 | 京都教育大学教育学部造形表現専攻 卒業 |
2008年 | 京都市立芸術大学大学院修士課程陶磁器専攻 入学 |
現在 | 同大学にて在学中 |
たなからぼたもちです。
28日の17:00、セロ弾きのゴーシュではないですがセロ、チェロを演奏しに男の人がやってきます。
中川裕貴さん。
今回、音にまつわるあれこれを協力してくださった方で、現在も京都を中心にライブ活動をしています。
メロディのない音楽と、からっぽのmorphと。
どんな演奏になるか楽しみです。
当日、ほんの少しのおもてなしを用意してお待ちしています。
1986年生まれ。京都府在住。
N.O.N,Swimmといったバンドにおいて、チェロ、エレクトリックベース、コンピューター、フィールドレコーディングを担当。
また2006年からは劇団『烏丸ストロークロック』の音楽、音響を担当している。
現代音楽や実験音楽、そして演奏という行為そのものが持つ『演劇性』について再考し、それをとりあえずは音として提示していくコンサートシリーズ『o/t/c』主宰。ソロにおいては、弦楽器を使用したライブエレクトロニクス演奏を基調としながらも、同時に楽器そのものが持つアコースティックな『音』と、『身体』という演奏行為の主体を、『電気の海』の中に埋め込むという独自の表現を模索中。
『限りなく音楽以下、演劇以下に近い光景を作り出していきたいです。』