手

昔、油絵を描いている友人と呑みに行った時のこと。
爪が絵具で染まった友人にカウンター隣のおいちゃんが「染色家かい？」と一言。会話がはずんだ出来事を思い出しました。

というのも、ある商品をお持ち帰りになられたお客様の手さばきがあまりにもあざやかで、これまたささやかに話がはずんだのです。

商品は大きなおぼん。
袋に入ったそれを見て、「紐あるかい？」と一言。渡した瞬間に無駄ひとつない動きと早さで大きな荷物をササっと縛りあげ、自転車にポーンと乗せて帰っていかれたのです。
あまりにも早くて、作業中の写真を撮り損ねました（悔）

手は道具を持つ前の時点から、磨き磨かれ続ける道具。
そうしてつくられ、残るモノたち。
belleでも、そうした人たちの手から生まれたモノがお待ちしております。
すてきな出逢いがありますように。

いろいろな意味で私も精進せねば♪です。