襤褸(らんる)

明治時代の襤褸(らんる)、入荷しています。

襤褸とは、ぼろのことです。

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結構大きな布です。全体を見てみると小さな布が何枚も縫い合わさっていることが分かります。

明治の頃、布類は庶民にとって大変高価なものであったとのこと。つぎはぎを重ねて大切に使われてきた様子がうかがえます。

 

近くで見てみると、穴がきれいに塞がれています。

穴を塞ぐための小さな小さな布でさえも捨てずにとっておいた、ということですよね。

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こちら藍染になりますが、昔の人の仕事がいいからでしょう。
すり切れるほど使ったり洗濯しても、青の鮮やかさは100年経った今も生きています。

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近くで見るとこんなに個性豊かな藍の色。

それだけでも十分に価値のある美しさですが、縫い合わせることでそれぞれの青が引き立ち新しい美しさが生まれています。

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是非、実際にご覧になっていただき、藍の美しさを感じていただければと思います。

Filed under: 未分類 — odagaki 2:19 PM
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